卓球での障害 〜宇都宮 雀宮 針ヶ谷〜
こんにちは
今回は卓球で起こる怪我について説明していきます。
卓球は衝突や転倒による怪我は少ないですが、細かくて激しい手足の動き、左右の身体の捻りなどの動きが原因で障害が発生します。このような動作が繰り返されることで同じ部位に疲労が溜まりやすく、慢性的な怪我が多いです。
繰り返し負担がかかり、適切なケアができていないと疲労の回復が追いつかず、疲労・ダメージの蓄積から「オーバーユース」の状態になり障害が発生してしまいます。過度なトレーニング、過密なスケジュール、不十分な休息、栄養不足などが原因となり怪我だけでなくさまざまな症状を引き起こします。
特にスイング動作で腰を捻るため、腰部の障害が多く見られます。他にも激しいラリーの際に膝を痛めてしまうケースで靭帯損傷・断裂、半月板損傷などの大きな怪我につながる場合もあります。無理な態勢から繰り出すストロークの反復で肩周辺の障害も見られます。中でも上腕二頭筋腱炎や腱板炎が多く見られます。
腰部の痛みの原因は様々ですが、特に気をつけなければいけないのが「椎間板」が原因となっている腰痛です。背骨の中にある髄核が飛び出し神経に触れることで痛みや痺れといった症状が現れます。改善するまでに長期間かかるケースもあり、ひどくなると日常生活にも支障をきたします。他にも腰椎分離症などの疾患が隠れている可能性もありますので痛みや違和感が出た場合はご相談ください。
十分な休息をとり、身体の状態に合わせたトレーニングメニューを立てていきましょう!
日頃から練習後のケアやコンディショニングを行うことで怪我の予防だけでなくパフォーマンスを落とさないことにも繋がります。ご自宅でできるトレーニングやストレッチなどもお伝えしております。お身体の状態やお悩みによって細かなサポートまでさせていただきます。