椎間板 腰痛 〜宇都宮 針ヶ谷〜
こんにちは!
今日は「椎間板」について詳しくご紹介します。
椎間板とは背骨(椎骨)と背骨の間にある組織です。
椎間板は水分量を多く含んでいて
脊椎に加わる衝撃の吸収や緩和をするクッション材の様な役割を果たします。
椎間板は中心部の髄核とその周りにある線維輪からなります。
髄核は70〜80%の水分を含むゼリー状の組織で
線維輪は線維軟骨で髄核の外周に輪状の層板を形成します。
年齢を重ねると水分量が減少し椎間板は薄くなり、弾性がなくなっていきます。
高齢になってくると身長が縮んでしまうのはこの椎間板によるものです。
中心部にある髄核がその周りにある線維輪を全て突き破り飛び出すことをヘルニアと言います。
飛び出た髄核によって近くを通る神経を圧迫することで痛みや痺れ、感覚・運動の麻痺などの
神経症状を引き起こします。
また椎間板ヘルニアの手前の段階の椎間板症というものがあります。
椎間板ヘルニアと同じように髄核が外に飛び出そうと線維輪を破りますが、全てではなく途中までです。
内側から外側に髄核が向かうので破れていない線維輪は押し出されるように膨れ上がります。
そのため近くを通る神経を圧迫してしまい神経症状が起きます。
破れてしまった線維輪は修復されるまでにじっとした(寝たきり)状態で約21日、
日常生活を送りながらだと約500日かかると言われています。
順調に回復していき500日で治ることもありますがこれは稀なケースです。
多くの場合が腰痛が良くなってくると日常生活や少し運動をしようとした際などに再度痛めてしまいます。
再度痛めてしまった日から500日かかってしまうので修復されるまでの期間はさらに長くなってしまいます。
このようなことを繰り返すことから腰痛は慢性化しやすく持病と言われることがあります。
椎間板に問題がある場合、前かがみ(前屈)になった際に椎間板は
前(おなか側)から後ろ(背中側)に移動します。
これにより立っているだけの状態よりも椎間板が後ろに膨らんでしまうため
より神経を圧迫し症状が強くなってしまいます。
中腰や前かがみの動作で症状が強くなる方は椎間板に問題がある可能性があるのでしっかりとした治療が必要です。
同じ腰痛でも痛みを引き起こしている原因が違うと必要な治療が違ってきますので
痛みの原因を明確にし症状にあった治療をすることが大切です。
筋肉の硬さがあると症状がより強くなってしまうことがあるため
予防にはストレッチが有効です。
ストレッチ動画のなどはこちらからご覧いただけますのでぜひご覧ください!
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