肘MCL損傷 宇都宮 針ヶ谷 雀の宮
こんにちは!
今回は肘内側側副靱帯損傷について詳しく説明していきます。
肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨からなり
内側を内側側副靱帯(以下肘MCL)、外側を外側側副靭帯(肘LCL)によって補強され安定した構造となります。
これにより痛みなくスムーズに曲げ伸ばしや捻りといった動きを行うことができます。
靭帯は強い組織ではありますが
「瞬間的に強く引き延ばされるような力」や「長期に渡り繰り返し伸ばされるようなストレス」
によって損傷を起こしてしまいます。
前者は主に日常生活やスポーツ時に転倒し肘を伸ばしたまま手をついたり
柔道、格闘技で肘の関節を決められた時などに起こりやすく
後者は野球などで繰り返し投球動作を行った際に起こりやすい傾向にあります。
肘MCLを損傷したままの状態でスポーツに打ち込むような生活を送っていると
成長中の子供では肘MCL付着部の裂離骨折を起こしてしまうケース、
大人の場合だと損傷し構造的に弱くなった肘MCLが完全に断裂してしまうケースがあります。
裂離骨折や肘MCLの完全断裂はスポーツ時だけではなく、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
そのような状態に至る前に早期に適切な治療をしていくことが重要です。