手関節捻挫 宇都宮 針ヶ谷 雀宮
こんにちは。
今回は手関節捻挫について詳しく解説していきます。
捻挫といえば足首のイメージが強いかもしれませんが手首の捻挫も少なくありません。
手首は8個からなる手根骨と橈骨で関節を構成しています。この骨に尺骨を加えて手首全体を安定させている靭帯があり、手関節捻挫ではその靭帯を損傷する場合が多いです。
手関節捻挫の多くは転倒などの際に手首が過剰に伸張されたりスポーツや仕事で手首を酷使することで起きてしまいます。これは普段の日常生活でも起こり得ることですが、スポーツ選手に発症する場合が多いです。特にアメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツや体操の選手に起こりやすいといえます。ただスポーツの際に転倒し、手をつくという場面はどのスポーツでも少なからずあると思いますのでどのスポーツでも起こり得るということになります。 症状としては手首周辺が痛み、腫れなどが見られます。場合によっては内出血やあざになる場合もあります。ドアノブを回したり重いものを持ったりタオルを絞るときといった日常生活動作でも痛みを感じることがあるため、手首を動かさないよう生活してしまいます。その結果可動域の低下や握力の低下を生じてしまいます。
手関節捻挫の治療は初期はアイシングや超音波治療、テーピングやサポーターを使い固定することで炎症を抑えていきます。炎症がおさまってくるとストレッチやマッサージを取り入れ手首の柔軟性を再獲得し、筋肉を柔らかくすることで手首にかかるストレスを軽減していきます。 受傷した場合には放置せず早期に適切な治療を行っていきましょう。手首はご自身でのマッサージやストレッチといったケアがしやすい部位だと思います。医療機関での治療とご自宅でのセルフケアをしっかり行い、一日も早い復帰を目指しましょう。セルフケアに関しましては当院のホームページにて動画でご紹介しておりますので参考にしていただけると幸いです。